【美容師監修】2025年 髪型トレンドと提案実務

 

【美容師監修】2025年 髪型トレンドと提案実務

SENJYU代表・奥谷なりひろが、現場で感じる2025年の「カット・前髪・カラー」傾向を、一次情報ベースでまとめました。美容師の経験知と実際の施術データに基づく解説です。

最終更新:2025-10-31(JST)/執筆・監修:奥谷 なりひろ(SENJYU / VEAUTYAL)

監修者プロフィール

奥谷なりひろ(SENJYU / VEAUTYAL)

奥谷 なりひろ(おくや なりひろ)
美容師/SENJYU代表/VEAUTYAL運営。
顔タイプ診断「OTAS」開発・監修者。

  • 担当顧客数:月間約180名(青山・名古屋)
  • 平均客単価:15,000円前後
  • 専門領域:似合わせカット・脱白髪染め・髪質改善・トレンド提案

※本稿は広告記事ではありません。利益相反は末尾の「開示」をご覧ください。

評価方法とデータの出所

  • 期間:2025年1月~10月の施術・カウンセリング記録
  • 対象:既存顧客中心(20~40代女性/在宅ワーク・オフィス併用)
  • 指標:再現性(自宅スタイリング時間)、2回目同オーダー率、色持ち自己評価、店販リピート率
  • 補助情報:国内・海外美容メディア記事を傾向参照に利用しています。
美容師の実感:「2025年は“清潔感ベース+毛先の小さな差分”で印象を更新する年。劇的な変化より、日常扱いやすさと仕上がりの満足度が鍵です。」

目次

1. くびれ/外ハネの短め〜ボブ

2025年もボブは主戦場です。特に「顎〜鎖骨ライン」のボブで、毛先に動きを出す“外ハネ”や首元を締める“くびれ”フォルムが多く見られます

美容師の提案ポイント

  • 丸顔:毛先外ハネ+顔まわり長めで引き締め効果を。
  • 面長:あごライン設定+横の広がりを意識し、縦長印象を和らげる。
  • スタイル時間:中間をアイロンで内巻き、毛先を外ハネに。整髪料はバーム米粒大。目安5分以内。
現場実感:「アイロンを使わなくても中間を手ぐしで整え、外ハネをプラスするだけで“今っぽさ”。くびれを入れすぎないことで、大人女性にも支持されました。」

2. レイヤー/シャギー&“ウルフ”の再評価

いわゆる“重めボブ”から脱却し、軽さ・動き・抜け感を求める傾向が強まっています。特にレイヤー多め/シャギー/ウルフ調など、テクスチャー主軸のカットが注目です

カット設計のヒント:耳上~頭頂部は量を取り過ぎず、中間~毛先のレイヤーで“空気感”を作る。ペタ毛の方でも中間にレイヤーを入れることで浮き上がりやすく、スタイリングもラクに。
注意点:量を過剰に取ると“広がり”や“艶低下”のリスクが増大。初回は控えめに設定し、2回目以降で“動き”を強めるリファイン構成が有効。

3. 前髪:カーテンバング/薄め(エア)/パッツン

前髪が「印象チェンジの即効ワード」として再注目。特に“カーテンバング(真ん中分け→左右にふわり)”や“薄めバング(透けるような軽さ)”、また日本的には“パッツン(眉上ライン)”も一定支持。

  • 丸顔:カーテンバング+顔まわりに軽さが出る流れでバランス良。
  • 面長:眉上パッツン+少し厚みを残すことで縦長印象を和らげる。
現場実感:「“前髪だけ変えたい”という要望が増加。長さをキープしながら、前髪の質感・割れ方・流し方を変えるだけで、反応が良いです。」

4. カラー傾向:ツヤ・透明感・“深み”

色味では「暖み」「深み」「ツヤ」がキーワード。特にブラウン系の暖色、ベージュ/グレージュなどの透明感カラー、そして以前ほどブリーチ頼みでないカラー提案が増えています。

色味 似合わせ肌色/職場配慮 現場の所感 ケア提案
ベージュ/グレージュ ブルベ寄り〜中立肌・オフィス歓迎 艶が出やすく満足度高 ヒートプロテクト+オイル系保護
カッパー/暖赤 黄み肌・血色感欲しい方に◎ 退色スピード注意 カラー用シャンプー+月1補色来店を提案
クールブラウン 職場規定ありでも安心 満足度・色ブレ少 艶出しブロー+定期トリートメント
美容師の実感:「“ブリーチしない透明感”を求める方が増えている。色だけで変化を出したいが、ダメージを抑えたい。そういう要望に応えた設計がリピート率を高めています。」

5. ケーススタディ & 実務提案

ここでは実際にサロンであったケースを3つ抜粋し、“提案~施術~アフター”までの流れを共有します。

  • 症例A:くびれボブ×エアバング
    丸顔・30代。スタイル時間は7分→3分に短縮。同オーダー2回連続。お客様コメント:「朝がラクになった、でも見た目が垢抜けた」。
  • 症例B:表面レイヤー+内外ミックス熱
    面長・20代。横に動きが出やすく、写真撮影時の反応良。量感を過度に取らずに成功。
  • 症例C:カッパー系7レベルカラー
    黄み肌。血色感+華やかさを求めてトーンダウンしつつ暖色投入。退色サイクルを説明し、再来店率向上。
美容師の感想:「劇的な変化」より「日々の扱いやすさ」と「鏡・写真での満足点」。小さな変化の積み重ねが失敗リスクを抑えて、顧客満足度を上げています。

提案ストック用フレーズ

  • 外ハネ×くびれボブ:「毛先だけ外に逃がすだけで“今っぽさ”。長さはキープで印象チェンジできます。」
  • レイヤー:「軽めレイヤーで動きと抜け感を。量は控えめスタートで次回リファイン。」
  • カラー:「艶を仕込んでから色を入れます。退色を前提としてホームケア・来店サイクルも共有しましょう。」

執筆ポリシー/限界とリスク

  • 本稿はサロン現場の一次情報(施術記録・顧客コメント)を優先しています。外部記事は傾向確認用途。調査範囲・再現性には個人差あり。
  • 髪質・生活習慣・勤務環境・職場規定によってスタイルの扱いやすさや満足度が変動します。初回は可逆性の高い提案を推奨。
  • カラー・ダメージ技術を含むため、薬剤選定・保護処理・ホームケアが伴わないと色持ち・質感が著しく低下します。

参考リンク・出典

開示(利益相反)

監修者はサロン運営およびヘアケアEC(VEAUTYAL)を運営しています。特定ブランドの販売利益が生じ得ますが、本稿の情報は施術再現性/顧客満足度を軸に一次情報に基づき記述しています。

© 2025 VEAUTYAL / SENJYU — 執筆・監修:奥谷 なりひろ — 無断転載を禁じます。

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